フレラバ review

サクサクといくのー。
6月購入分その2。

friendlover

フレラバ Friend to Lover / SMEE
Playtime: 9h
6.5 / 10.0

SMEEというブランドが個人的に大好きです。
信者買いという名のブランド買いをしているブランドは、Innocent Grey、AXL、SMEEの3つです。
といっても設立当初から好きなわけでもなく、“らぶでれ~しょん”が面白くてファンになった感じです。
なので今回のレビューは割と信者補正が入っているかもしれません。

■シナリオとか
攻略順は、ゆずゆ↠岬↠理奈↠陽菜莉でプレイしました。
純粋に好みの問題なのでどのヒロインからでも攻略できると思います。

“らぶでれ~しょん”以降のSMEEの主人公は恋愛にポジティブで、女の子には優しいノリの良いイイヤツです。
それを感じるのは冒頭の

理奈「だから今みたいに私に馬鹿だの死ねだのばっかり言ってると、結果的に他の子たちからも距離置かれたりするかもしれないわよ?」
元気「いや、そこまでボロクソには言ってないだろ」
主人公「大変失礼しました。これからは奴隷のように何なりとご命令を」
元気「お前にはプライドってもんがないのか!」

前作と違って、各ヒロインも主人公はただのクラスメイトで恋愛対象として見てないってのも良いです。
陽菜莉が唯一幼馴染設定のため、潜在好感度があるように見えるも初期値は0という状態。(理由は個別√で明かされる)
理奈も腐れ縁だからこそ「いやこいつが彼女とかありえないし!」という気軽な男女友達感があっていいです。

そんなヒロインたちを「興味のありそうな話題を選択して好感度を上げていくシステム」でプレイしていき、その結果で恋人関係になるというのは、最近のアダルトゲームでは失われたヒロインを攻略していくという感覚があって良いですね。(システムのところで後述)

最近発売される多くのアダルトゲームが当たり前の設定としている「どうしてこんな主人公がモテるんだ?」という謎を感じません。
主人公は明るくてイイヤツ。そんなイイヤツに積極的に話しかけられアピールされるヒロインは、「あれーこいつ良いかもー」となって行くのだと思います。
主人公の外見(顔)はスペック高くないとゲーム内で豪語しているので、純粋に「話をしていて面白い」「一緒にいて楽しい」3枚目系の性格イケメン系だと思います。
なのでヒロインと恋人になってもおかしくはないし、そことなく親近感もわきやすいのではないかなー。

相変わらずサブキャラクターは愉快なボケがありますが、前作ほど笑えなかったのが残念。個人的には岬のお父さんキャラがいいです。
SMEEはバカゲーという印象もあるのですが、“フレラバ”はそこも抑えつつ、ブランドのメインにしているヒロインとの恋愛をよりフォーカスした作品になっています。

以下個別√のお話。

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皆原 陽菜莉
元近所で母親同士の仲がいいため「主人公君、うちの子貰ってあげてくれない」という、幼馴染と言えばこういう展開。と言えるほどの王道展開が共通√で楽しめるのが陽菜莉。

幼馴染で仲が良い→思春期で距離を開ける→可愛くなりやがって!(疎遠になる)
そこから両親のお互いの家訪問イベントを通じて接点が増え出し会話をするようになる。
しかし中学校とかが別の学校で距離が空いた幼馴染が高校で再会。見違えるほどに可愛くなって驚いたり、後悔したり。そして可愛くなった幼馴染は当然彼氏がいて…とかだと凹むんだろうなー。そんな展開はもちろんありませんけどね!あったらあったで面白いんだけど…。

個別√では、幼少期のように主人公が陽菜莉を引っ張りまわしつつ女の子として接するというお互いを良く知ってるからこその照れ隠しのような展開が多いです。
初エッチや2回目では両親にばれそうになるけれどバレないという、中々ツボをついたシュチエーションが楽しめます。
EDでは唯一妊娠している。(ハラボテはないよ?)

可愛くなった幼馴染と再会。お互い昔みたいに話す切っ掛けはないし、それに何より初恋だった男の子の隣には自分よりも綺麗で人気物の女の子がいて、胸が締め付けられるような思いをする――という展開の方が私は好きです。

フレラバは共通してヒロインの好感度が初期値0のため、そういった各ヒロイン同士の争いというか取り合いがないのが少し寂しいですけね。
理奈が、「別にこいつが誰と付き合おうと構わないけど、私の方が良く知ってるし!」と自分の物を取られたくないだけの占有欲による小競り合いを陽菜莉にするのを見たかった。

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望月 理奈
フレラバのメインヒロインは理奈でしょう。
個人的にはドストライクなヒロインは久しぶりです。
私は小動物系幼馴染より、軽口を叩きあう腐れ縁系の友達以上恋人未満の幼馴染が大好きです。

理奈のシナリオは、本人達が自覚的に意識するよりかは周りの工作によって意識し出すよくある展開です。(アダルトゲームでは滅多に見ない展開だけど)
お互い「こいつの彼氏(彼女)になるくらいなら!」という関係から、口にしたくはないけど他の人に取られたくないというのがチラチラ見え始める展開と描写は良いです。

友人のお節介により関係が進展してしまい、嬉しさと恥ずかしさから「お節介で誘ったデートなんて初デートと認めたくない。アナタがきちんとデートに誘って」という台詞。
主人公がその言葉をどう解釈しようかとウンウン悩み、やっと誘う決心をして学校で携帯を使いデートプランを考えていると、周りの女子にチャカされる。その時にボソっという「バカ。遅いのよ」という台詞。
そしてトドメは、デートに誘おうと決心した際に起こる目の前での別の男からの告白。それを断った後に「告白してきたのが、アンタだったらよかったのに…」という台詞。

SMEEが私を殺しに来てる。
こういう素直になれないけど、素直になりたい。きっかけだけなのに…!っていう展開は大好きダー!

個別√でも理奈は屈指の可愛い性格になります。
気になった方は是非プレイしてみてください。
ED後のエピローグまでカワイイとか殺す気だ。

そしてこのCVがあのあじ秋刀魚である。(殻の少女の冬子デビュー)
棒読み声優かと思っていたら、久しく見ない間にパワーアップして帰ってきたー。
昔は風音みたいにSキャラ的な要素を模倣しているのかと思ってましたけど、何か変わりましたね。声優として演技が良くなっていると思います。個人的には好きなのでガンバレーガンバレーと応援しています。

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柊 ゆずゆ
フレラバは全ヒロイン共通で、共通√と個別√でヒロインの性格がかなり変わります。
ゆずゆはその最も顕著な例で性格がガラッと変わります。

会うたびに「殺す!」と言ってたヒロインが、「アナタ無しだと生きていけないー」とか言い出すのは、バカップルっぽくてそれはそれで面白い。
ゆずゆのシナリオは他キャラとは異なり、過去のトラウマを乗り越えることが描かれています。
そういう意味ではフレラバで唯一、普通のアダルトゲームのヒロインっぽいかもしれない。

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沢渡 岬
不思議系先輩枠の岬は、個人的には一番印象が薄い。
両親のインパクトの方が大きい(面白い)というのもあるのだけど、色々腑に落ちない点が多い。

秀才扱いは父親の論文というのは、ちょっと突けばすぐばれるようなことだと思うのに、学校や生徒が「沢渡さんは特別なんです!」ということになるだろうか。
シナリオは岬は普通の女の子で、周りが勘違いしているだけなんだ。という誤解を解きつつイチャラブする。
誤解も何も普通に家までいけば…(実際解決方法がそれだったし)

アダルトゲームの飛んでも設定を軽く付与した感じがするので、このゲームでは割と浮いてるキャラだと思う。
そのせいかどうかは知らないけれど、CGの枚数もシーン数も一番少ない。
(ちなみに理奈が一番多い)

■CGとか
今回こだわってるなーと感じたのがCG部分です。
といってもCGの点数が多いというものではないです。今回ももちろん髪型差分はあります。(前回ほど多くはない)
そこまで変わるわけではないのですけど、やっぱり好みの髪型に変えてくれるというのは恋人関係になり、「アナタにだけは、いつでも可愛いと思ってほしい」という心理を表現していて私は好きなのですけど。

でこわだりの部分ですが、私服の種類です。
やり直して数えたわけではないですけど、水着と制服を除いて各キャラ3パターンはあるように思えます。
私はアダルトゲームにおけるヒロインの私服のバリエーションの少なさを結構気にしていたので、この要素を掬ってくれたSMEEは凄いなーと思いました。
立ち絵が増えてしまうしCGの祖語もでるのでコスト的に手間だとは思います。でも恋人関係を語る上でヒロインの服装がいつも同じというのは、「せっかくのデート」というイベント一つにも深みが違うと思います。ただ本作では、その服装について主人公がどうこう言うことはそんなにないですけど(私服カワイイ!とかそういう反応くらい)、ブランド側のコダワリを感じれて好きです。

■BGMとか
BGMはあまり前作と変化がないように思えます。
それでもヒロイン毎にテーマソングが通常/Loverとあるので聞き飽きることはないのですが。
そこまで耳に残る物でもない……平均的な感じがします。

■システムとか
SMEEは毎回何かしら挑戦的な事をしている気がします。
通常のADVゲームでは、ヒロインの好感度を上げるシステムは日常会話中に選択肢があります。それらを攻略したい女の子寄りの物を選択する事でフラグを蓄積して一定ボーダー以上で個別√というのがオーソドックスなシステムです。
しかし実際問題それは現実的なんだろうか?っていうところにコダワルのがSMEEというブランドだと感じています。そして私はそこが好きです。

現実的には気になる女の子が居て仲良くなりたいといった場合どうしますか?
「話をしたいなー」とか「どんなことが好き何だろう」って探る感じですよね。
今回採用された興味がありそうなジャンルからの話題選択↠女の子の反応でフラグ蓄積システムはそういう感じを出そうとしたのだろうなーと思います。
興味のない話をすると「はーテンション下がっちゃうなー」って感じで言われてしまい、グヌヌヌ感があります。
これで好感度とかが下がる仕様だと結構難易度があったかもしれない。
(ロードしない限り下がらない仕様なので、間違った選択でも攻略できる)
特に理奈の対応はとても現実的な仲がいい男女の関係に思えるので、とてもこのシステムがはまって見える。

ただそうはいっても所詮は選択肢によるフラグ蓄積なので、そこまで難しくはないです。好きそうな話題と好きそうな答えを回答すれば良いだけですしね。結構そういうのは現実の女性との会話に近い物があるので、何かこうモヤモヤっとした物は感じますけど。
一定数値のフラグ↠専用シナリオの1セットを3回こなすと告白しようかなーという状態になり、そこまでいけば残り行動回数を無視して告白できます。というか日常Mob会話しか進まないので告白以外することがない。

その他システム周りでは、文字色を自由に変更できるようになっています。
ただそれが必要か?と言われると要らない気がします。

あと今回セーブとロードが少しやりづらい。
セーブする場所を一度クリックして、もう一度クリック→メモ入力orセーブという形だけど、最初のクリックでセーブする場所って要らないですよね。これの意味がちょっとわかりませんでした。
キーショートカットでセーブ画面とロード画面がすぐ呼び出せても、肝心のセーブとロードが手間なのでは、ちょっと詰めが甘い感じがします。
そこが不満点でした。

あと毎度同じみなんだけど……予約特典の裸パッチって要る…?
私はこれよりも追加シナリオの一つでもつけてもらった方がうれしい。
要望通るならダーク系シナリオ(悲恋愛系)をお願いします!

カワイイキャラクターを流用して、ダーク系シナリオが遊べると良いと思うんだけどなー。
とらいあんぐるBLUEみたいな……

総評ですがSMEEのゲームをオススメできる層というのが、いまいち私はよくわかりません。
イチャラブ目的で買っても後悔はしないと思いますが、そことなくリアリティがあるのでニワカオタク向けと言えなくもない気がします。アダルトゲームの生クリームチョコレートシロップ掛けという激甘イチャラブというよりかは、和風の甘味的なイチャラブかなー。
なんか表現が難しいですね、SMEEの作品は。

たぶん、普通のイチャラブゲー飽きた。普通の彼女欲しい!って人にオススメできるって感じです、はい。

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