レミニセンス review

さっさとレビューするのー。
というわけで5月の人気作「レミニセンス」。

reminicens

■レミニセンス / てぃ~ぐる
Playtime: 17h
6.5 / 10.0

恋が可愛い。
※ただし非攻略・シーン無し・1枚CGも上ののみ……(うっ血するほど机を叩く)

失礼取り乱しました。
“暁の護衛”制作タッグの新作ということで、1年ほど前から注目されていた作品ですね。
トモセシュンサクさんのイラストのキャラはサブキャラ含めてエロカワイイのですが、恋がかわいすぎてツライ。
レミニセンスのオマケシナリオをやると納得の理由なんですが…。

でもこれ“暁の護衛”の完全後日談というかアナザーですよね…。

■シナリオとか
攻略順はロック式なので、凛→希望→秋→キズナ→アクセラ→REMINISECE
凛と希望、キズナとアクセラはどちらが先かは選べるが、秋は3番目固定。

主人公はエロを前面にだしている冴えない2枚目半系のお調子者主人公(過去は違った)
いじられ系なのだが、何だろうーツキみたいな積極的に毒舌で絡んでくるキャラがいなくて寂しい。
奇才とかそういう系の主人公で、お堅いエリート思考の他特務官が考え付かない発想でプロジェクトの問題を解決するのは見てて爽快だと思う。

共通√では特務官としてのプロジェクトにフォーカスされるが、個別√に入ると「社内NEETなの?」ってくらい自由にヒロインと会い始める。打ち合わせいってきまーすといいつつパコパコしちゃう営業マンみたいな。

個別√に入ると町のプロジェクト自体が表面に出なくなり、ヒロインの周りの出来事のみになる。
結論としてはそれが悪い方向に作用し、主人公とヒロインだけ幸せになってオシマイ。
結局あーんな伏線こーんな伏線どうなったんですか?は解決しないことが多い。
現実的ではあるのだけど、まるで「はい、ここからはまた次のゲームでねー」と切られてしまっている感がある。
つまり尻切れトンボ。

主人公の妄想に出てくる幼少期の姉の姿は何だったのかーとか、伏線のような要素は流行りの場外ホームラン式解決。

序盤から中盤にかけての面白さが、個別にいくと途端に魅力がなくなるのはどういうことなのか。
しかも一部キャラの個別√の終わり方がひどい。
以下個別√の話。

reminicens_01

滅びろ処女崇拝文化
TV内では実力派清純アイドル。
でも実際の姿はアイドル幻想をぶっ壊す!を地で行く、恋愛経験豊富で口が悪い気さくな美少女。
「ドラマ中も~君とつきあってたしー」
「~1回くらい許しちゃおうかなって…」

などと素晴らしいビッチっぷりを披露。
こんなビッチキャラが美少女ゲームにでることを待っていた!
「このビッチいつ攻略するの?今でしょ!」と、期待値がバーストした私は、第一印象から決めてましたといわんばかりに凛√に突撃。
でも心のどこかで「でもあれなんじゃないの。実は処女設定とかさー」なんて嫌な予感は……

中古で何が悪いんだよ、オラァ!
ゲーム中だって顔の出ないMobアイドルが大河内に獣みたいに犯されたというのに…こんな美少女が処女とか…………
ナ・エ・ポ・ヨー

凛の性格とかロケットOPYとか色々いい設定なのに、たった一つの設定のオカゲで……。
ねーから!アイドルが綺麗な身体とかねーから!
2012年のベストTweet名言は「オタがつき、ファンがこねしアイドル。座りしままに食うはイケメンDQN」ってのはまさにこの世を一言で表現したナイスなTweetだと思うわけです。
激中もそういったありえないからー的な描写が多く、芸能界なんて黒いよ!的な描写も多く期待したらこの有様だよ。
とんだ茶番だと思わないかね。

最後のオチは主人公が根回ししたのだとは思うけれど、唐突な解決方法すぎて目が点。
あれなら山場を作らない方が良かったようきがするんだけど…。

ちなみにどのキャラもそうなのだけど、エロ描写に関しては一定のリアルさがあっていい。
起きて恥ずかしがったり、ごろごろと遊んだりするピロートーク的なアレ。
そのまま朝から…なんてのも悪くないと思います。
こういう描写って大事ですよねー。

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左手の薬指には婚約指輪が光る希望。
NTR展開なんてあるわけもなく、親の一存で決められて好きになろうとしている恋愛より(高坂自体も別の好きな人がいるという政略婚約)、身近な2枚目半にひかれるのはよくわかる。

そして揺れ動いて、俺のこと好きなんじゃないのー。と思ってると「もう会わないほうがいいね、さようなら!」展開。
無理やりキスする主人公。
なんかこうヒゲの生えた23歳が女学生に無理やりってのはCGだと良いですね。グッとくる。

その後はお約束展開なのでカツアイ。
希望に関しては特筆すべき点がないというか…。
わりとテンプレ的に終わり方。

声優の森谷実園さんって最近出番増えてますねー。
何回聞いても、俺たちに翼はないの明日香が連想される。

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ヤンデレ妹ってずいぶんと久しぶりに見た気がする。
√入る前から兄に殺意MAXで20才まで生きれるかどうかの病弱設定つき。

秋√では前二人の時より少し本編的な話も進む。
それでもフォーカスされるのは秋なので、また投げっぱなしで終わるけど。

秋√では幻覚として出てくる姉が登場する。
しかしこの√をプレイしても、まったく姉が主人公をどうこうしたいかという結論にはならない。
幻覚症状に登場する姉がどうして幼少期の姿なのか、どうして主人公を殺そうとするのかが投げっぱなしというか見ても理由が=にならない。

両親のいない主人公と姉が秋の父親と再婚し家族になる(義妹)。
始めは順調だったもののお酒で二重人格になる秋父に、姉が家庭内暴力を振るわれるうちに壊れていき、秋父は秋を殴って教育だー!と崩壊一直線。
そんな秋を守っていたのは主人公だが、彼女(まどか)ができてしまい「私のお兄ちゃん返して」とヤンデレが発病。
その後ガス爆発で姉と父親は死亡してしまい…。

とまーなんかオチが読めそうな妹は、真相を知ったら途端に恨みMAXが反転して愛情MAXのデッレデレに。
「兄さん。アクセラとキズナさんと会話しないでください」とヤンヤンっぷりも極まり、学校が終われば職場の出口にお出迎え。お昼も職場出口待機とパーフェクトなヤンデレを披露してくれる。

エロシーンに関しても「今日は安全な日だから!」とゴム無しでさせて、抜けば…!とする主人公に「はい、迂闊ぅー」と余裕でだいしゅきほーるどをキメる。
その後、「実は今日安全日じゃないの…」とかは良い展開。
ヤンデレは計算高くないとね…!

最後もブレずにハッピーエンド。
やや投げたようにも見えるけど、全体的にそうだから仕方ない。

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キズナはどうも13才設定らしく、主人公がロリペド扱いに。
レミニセンスは記憶が巡るADVとかあるのだけど、別に記憶をめぐることをしませんっていうかしているきがしない。
コンセプトズレなのかなーと思ったりもします。
地下で生活するから、遥か昔の地上生活を追い求めるとかそういうノリなのだろうか…。

JC設定のためなのか、性に興味津々で無邪気なロリ子。
レミニセンスはどの√にしても、事件が起こっても待ち構えてる人がすぐに投降したり、案内しだしたりと足を運ぶだけでクリアできるチュートリアルクエストのような展開。
主人公も強いのか弱いのかよくわからない設定で、最後力尽きたの?っていう終わり方をする。

その一番ひどいのがキズナ。
あれだけ地上の情報を秘匿し、権力とお金に取り憑かれた人みたいな描写があるのに、最後は特に説得したわけでもないのに優しく接して案内しだすしなんか盛り上がりにひどくかける。
非情設定どこにいったの…。
結局主人公の両親も扉の外にいって閉められただけなのだろうか。

でもこの√が一番すきです。
なんといっても、磯部が同僚の早島さんに求愛されて、まどかは主人公追いかけすぎだし…俺、頑張ったよね!と別れる。
まどかは繋がれていた鎖が切れたので、尻尾を膨らませながら主人公の元へ電話して向かう。
公園で再会し「磯部君と別れたの、だからね…」と、切り出すまどかを、「あ、やばい、これ告白される流だ…!」と機転を利かしさえぎる形で
「あ、俺もキズナとつきあいだしたんだよねー」
とカウンターボディブロー。

最 高 で し た 。

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“暁の護衛”で感情を持ったアンドロイドが出ていたけど(本作でも引き続き登場する)、女性型は乳首やら生殖器まで搭載して、心もあるという人間とアンドロイドの差って何…的なヒロイン。

感想は割愛。
記憶を消され、主人公のことを思い出すことができないアクセラに破壊プログラムを使う主人公は良かった。
思い出す奇跡とかないからね!的な演出で、そのまま行けばよかったのに最後はご都合が発動する。

アンドロイドに魅力を感じる感じないを考えていると、そもそもそれならばアダルトゲームに魅力を感じないというのと同義なんじゃないかって思考がでた。
共通しているのはプログラミングされたキャラクター性であることなのだけど、画面の中での恋愛劇だから気にならないのかなーという感じに結論づいた。
自分が恋愛するわけではないしね。っていう詭弁。

ちなみに、選択肢を間違うとBL的なBAD-EDとかがある。

さてこのゲームはサブヒロインの方が可愛いと思う。
元彼女のまどかも、最初に助けた秋の親友愛佳とかすばらしくレイプ映えしそうなキャラクターが盛りだくさん!
でもそんな展開は一切ありませんでした……た…。

なかでも恋がカワイイ。
これはFDが出るに違いないってくらいカワイイ。

裏シナリオ的なREMINISENCEでは、恭一視点+ヒロインは恋がプレイできる。
ただし、恋とのイベントシーンはない。繰り返す恋とのイベントシーンはない。
あくまで物語の別視点なのだけど、それを見るとどうして恋の髪型がピンクなのかがわかったりする。
完全に“暁の護衛”の続編じゃんか…。

しかしやはり主人公の無茶苦茶性格とそれを補える超人設定は読んでいて面白い。
そして恋が振り回され不憫で最高だ。
半泣きヒロインいいよね。

■CGとか
トモセシュンサクさんのエロCG集ってくらいエロシーンでCGモードが埋め尽くされる。
本編は立ち絵でほぼストーリーが進み、1枚CGでのシーン演出は多くない。(各1,2枚)

貧乳設定のキズナでも普通のエロゲーなら中間という小ぶり設定って必要なの的なボリュームなのは、あかべぇ系の伝統なのか謎。
逆に巨乳になるとまさに巨乳でかなり魔乳寄り。
そしてブラつきの立ち絵ではロケットで、外すと揉み上げCGにより質量感のある物が書かれている。
なので個人的に好き嫌いが分かれるが、私は好き。
OPYダイスキー!

ちなみにAppend Discを入れると、アクセラのみ2シーン、他1シーン追加。その他にまどか1シーンが追加されます。
恋はないんだよ!ないからね!

■BGMとか
主題歌はBoGでOPは神月社さんと豪華。
日常のBGMは特筆するほどではないですが、物足りなさとかではなく平均レベルだと思います。

■システムとか
少しセーブがもたつくのがやや気になりました。
SAVE→はい/いいえ→セーブしました!っていう表示はちょっと邪魔。
既読設定もあまりところがあったり(具体的にはキズナ√から外れていた)、オマケで一部音声がでなかったり(パッチ適用後)、気になる人は気になるというか、今のアダルトゲーム業界の「とりあえず後で修正パッチ」も、ギガパッチを笑っていた頃にくらべて当たり前化しすぎている気がする。

総評でいえば最後の投げっぱなしシナリオがなければもう少し評価があったのになーという感じですが、5月発売分の中では注目作だったし、注目されていた分の満足度は得れたと思います。
ただ、個人的には“暁の護衛”の要素をそこまで盛り込んでくると思わなかった。
完全に新作でもよかったと思うのだけど、どうして昔のキャラをひっぱってきたのかーという疑問は残る。
知ってれば楽しめるかもしれないけど、まるどDoDとNieRみたいだ。

暁の護衛をプレイ済みの方にはオススメできるかも。
あとはトモセシュンサクさんのエロイCG集とも。

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