グリザイアの楽園 review

仕事もそうだし、趣味も貯めてしまうのがダメなんだー!
ってことで、さくっとレビューしていきます。
いつまで続くかはお察しください。

gurizaia_rakuen

グリザイアの楽園 / frontwing
Playtime: 12h
6.5 / 10.0

このBlogで一番の人気記事って実は、前作の“グリザイアの迷宮“だったりします。
いまだにどうしてあの記事がそこまで閲覧率が高いのかは謎ですけどネ。

さてついに出ました“グリザイアの迷宮”。
グリザイア3部作の終わりに相応しいのは本篇が終わるまででしたけど(アフターは個人的には蛇足感があった)、“グリザイアの果実”につながるPrologueはOPつきで長めのシナリオで読みごたえもあって満足。
御約束なのか“迷宮”でついていたサブキャラエロシーン集もあり。

“種は実り、果実となりやがて大地に帰る”
“グリザイア”というタイトル名の謎も解ける完結編。

■シナリオとか
先に書いた通り“楽園”は4本のシナリオから成り立っています。
(デイブの抜きはオムニバス形式のエロシーン集)

・ブランエールの種
・楽園アフター
・Prologue De La GRISAIA
・デイブ教授の抜きまくりChannel

ヒロインの各個別√は今作では存在しません。
選択肢は2回ほど出ますが、強いて言えばあれが√分岐と言えなくもないよう感じがします。
“果実”からの時系列でシナリオを並べると

“果実”(5人同時攻略したような状態)→‟迷宮“の雄二シナリオの最後→‟楽園” ブランエールの種→楽園アフター

となるが、楽園アフターは個人的にギャグ要素の多いエロシーン集+エピローグだと思う。
台無しにしているかどうかでいうとやや台無しにしているが、モヤモヤせずにゲームを終えた!という気分になるのが良いかどうかはプレイヤーの判断になるところ。
個人的には名作という作品は、終わった後にモヤモヤが残る何かががあるっていうイメージがあるので、そういう意味でいうと“グリザイア”というシリーズは名作に近いけど名作ではないというなんとも惜しい作品な気がする。

プレイ中に呟いていたけど、panakoさんが言うように“暁の護衛”の劣化という見方もあながち間違いではない。
ただ私としては似て非なるものだと思うし、フルメタルパニックに通じる主人公強いミリタリー系ボーイ・ミーツ・ガールという共通点のみと思う。

フルメタ系でいうならば、私はAXLの“恋する乙女と守護の盾”なんかも推したい。
(思えばあの頃がAXL全盛期だった気がしないでもない)
もちろん“暁の護衛”が優れた名作であることは理解しているのだけど、あれは3部作にするべきではなかったのでは…という思いがある。
そのくらい最初の一作目は面白かったし、いつまでもあの世界観に浸りたいと思える作品だった。
ただ2,3作目でどんどんと期待に対して満足できなかったという点があるので、そのあたりの評価が難しいところだと思う。

終末論は個人的には嫌いではないのだけどなー。
欲を言えば死体の麗華を犯すような最後があれば、個人的には最高だったのだけど。
普通に死亡BAD-ED用意しておきました!とかされても…物足りません。

話がそれてしまうけど、一番朱美ENDが好きです。
純愛すぎて大好きな展開です。
子供の海斗にレイプされて子供ができてしまい殺すこともできず育児。
学校で再会し、初対面ですと知らない振りをしならが、殺す機会を虎視眈々と狙ってるとか最高でした。

月といい朱美といい過去、主人公にレイプされて思い続ける設定はもしかしてストライクなのかもしれない…。

閑話休題。
“グリザイア”も同系列ジャンルの3部作ということでおそらく比較対象に上がりやすいのだと思うけれど、私は3部作通してこの満足度を得れたという視点で見ればどっこいどっこいだと思う。
何が足りない、何があればよかったというのはとりたて思いつかないが、私が“グリザイア”のヒロインたちに心が惹かれなかったというのが一番の理由かもしれない。
魅力的ではあるが主人公が強いからこそ守ってあげたくなるようなお姫様系ヒロインだったらなーというのは個人的な願望だから、ゲームの評価とは関係がないけどね。

□ブランエールの種
いきなりアフターが遊べるわけではなく、この“ブランエールの種”をクリア後となります。
話は前作“迷宮”の続きになるので先にそちらのプレイを推奨です。

開始時にダイジェスト形式であらすじがでるけれど、個人的に“楽園”にしても“迷宮”にしても単体で評価をすれば点数は低いし、シリーズ途中購入者向けというよりかは前作プレイ済みの方が1年前の作品なので話を思い出してもらう様な感じ。

さくっと開始時の状態を説明すると、ヒース・オスロの狙撃暗殺に失敗した雄二は、その後大使館を犯行声明つきで襲撃するという姿がTV報道される。
その報道をみたヒロイン5人は雄二の現状を知り救出を決意する。という流れになる。
(雄二は“会社”の地下に幽閉され、ヒース・オスロの持ちこんだ戦術核との取引材料にされ引き渡しを要求される)

メインヒロインではないものの、他キャラよりも魅力的なヒロインである姉の一姫。
“果実”現代編では死亡扱いになっているので出てこないし、‟迷宮“でも相変わらず思い出の中でしか登場しない。
そういったユーザーの期待をひっぱりにひっぱった末に登場した一姫だが、大方の予想通り“会社”の地下にあるタナトスと呼ばれるシステムの根幹に組み込まれていた。(“教授”やら“彼女”とう愛称からそういった可能性は何度も示唆されていたので驚きはない)

序盤ではホログラムとして幽閉されていた雄二との対話があり、バス事件の顛末が語られ、一姫がどういう経緯でタナトスに組み込まれるに至ったかが語られる。
経緯が明かされた後はタナトスという世界最高峰のシステムサポートの恩恵を受けた救出作戦劇が始まる。
雄二の救出までの前半はヒロインたちの物語で、後半は雄二が一人で決着をつけにいくというシナリオ展開。

ヒロインそれぞれの特性を生かした役割分担と、タナトスとしての一姫とのかかわりを見られるのは、今まで待たされた分も含めて満足できると思う。
青山ゆかり成分を久しぶりに十二分に堪能した感じ。

雄二救出途中で一姫も救出するような流れになる。
過去作品に出た様々なキャラクターが総出演し、まさにクライマックスという感じの救出劇の流れは、FrontWingの確率されたブランド力とディレクターもしくはプロデューサーがしっかりとした進行管理をしているのだろうなーと感じる自然な進行。

……なのだけど、言いだしてもキリがないけど……それでも言わなければならない…。
ご都合主義がここで炸裂する。

(  ゚,_ゝ゚)<ホログラムでは一姫ちゃんとチュッチュできないのでボディは残しておきました。後ほどお楽しみください。

JBが「脳だけだと思った!」っていうのはユーザー全員の声に違いない。
期待の裏切りが目的なのだと思うけど、私はこれが一番腑に落ちないので、後述。

一姫救出後からの後半戦。
最後まで走り続ける雄二の戦闘シーンは面白いです。
大立ち回りもCGが複数枚あり、どっちを選んでもBADにいかないシナリオが一か所あり……バッ……BADに行かない……(歯をかみしめながら)

その後の選択肢でEDが分岐するだけのほぼ一本道。
核兵器使ったのに海に飛び込んで逃げれるなら、3.11……いやなんでもない。

その後は雄二を待ち続けたーで終わります。
どうなったかは続きである”楽園アフター“で語られる。
楽園アフターという名のヒロインとのイベントシーン集。

ちなみにオチについては。私は今回のアイキャッチのCGもそうだしスタッフはみちる推しなんだとずっと思っていたので、あれはあれで納得してる。
きっとあの後、みちるは成長していくのだろう。
それより幸と蒔菜の褐色化こそ誰得なんだ…。
由美子が褐色化してればギャップがあってよかったのに。

さて一姫ご都合展開はアフターで“二段階目の切り離し”を行います。
どういうことかはプレイしてから確認してください。
あえて言うけどCG的におかしいからね!?祖語が発生してますから…!

ちなみに一姫は、私は脳だけになっていても良かったと思う。
ずいぶん古いアニメで「そんなの知らねーよ」といわれることを前提にいうと、KEY THE METAL IDOLというのがある。

シナリオはグロいというか、当時のポニーキャニオンは視聴者の心をへし折りにくるアニメ良く作ってた印象がある。
ざっくり説明すると、主人公の兎季子はロボットといわれていて100万人の思いを集めることができれば人間になると生みの親のおじいさんに言われてアイドルを目指す。
この中で兎季子の親友のさくらというヒロインがいて(彼氏もいる)、上京してきた兎季子のお世話を甲斐甲斐しくしつつ応援するという子。
そんな子が終盤に拉致られ色々吸い出されて、最後は脳だけになる。

アニメの最後に人間になった兎季子はさくらを探し、たくさんの脳が入った筒(BALDRSKYの菜ノ葉の脳幹BOXと似てる)の中から、さくらを見つけ出し抱きしめて終わるというアニメ。

ナンダソレ。
って言われそうなのだけど、今でもシーンが思い浮かぶくらいにはインパクトがあったし、終わり方とすればとんでも設定かもしれないけど、アレ以外の終わり方はご都合的かもしれないと今は感じてしまう。

“楽園”はどこか緊張感がないというかホンワカしすぎているのが欠点かもしれない。
“終末論”もそういえばそういうシリアス感の無さが問題になっていたなーと思うけど、たぶん3部作の最後は映画で言う残り40分なのだから、終始緊迫感あっても良いのだと思う。
ボキャブラリー要素とかは排他して、救いの無さとか緊迫感を前面に出し続けて、最後のアフターでだけギャグ展開をすれば良かったんじゃないかなって思う。

“果実”の時にべた褒めしてた主人公がEDでポリ袋登場したり、パッケージのメインヒロインの歯がふっとんだり、かみついたまま腕に歯が残ったりとか、あの辺のキレてたシナリオどこいったの…?
あーいうBADよりの展開こそ似合うようなキャラクターイラストと世界観だと思うのだけど、どうしてかホンワカハッピーエンドに舵を切られてしまった。

一姫は脳だけになりながらもホログラムで雄二と再会し、雄二の幸せを電子の世界から見守り続ける。という終わり方が私は好きだと思う。
無理に幸せな未来を描かなかったのでもよかったと思うのは、あくまで個人的なBAD-ED症候群の治療不可能な症例です。
ありがとうございました。(歯グキから血を流して床を染めつつ一礼)

□Prologue de GURISIA
コミュ障ボッチ系ヒロイン視点の雄二が学園にくるまで、美浜学園創立から5人のヒロインが集結するまでが描かれる。
Twitterでも呟いたのだけど、プレイすると“果実”をプレイしたくなるような面白さはある。
CGが少ないのでオマケなのだけど、OPは新規制作という謎さ。

個人的には結構好きな話でした。

□CGとか
安定していて前作と遜色ないクオリティを維持されています。
数年越しということになりますが、最初から完結まで一定された品質管理をしているのはFrontWingのブランド力が伺えるのではないでしょうか。

このためにボディを用意しておきました。
お待たせしました!一姫との兄弟性交をお楽しみ下さい!
といわれても、なんかこう「好きですよね!用意しときました!」っていうとってつけた感があって、まさに顧客の要望と何かのズレ的な10枚の絵が脳裏に浮かぶ。
待っていた人は待っていたのかもしれないけどね…。

■BGMとか
いくつか新規楽曲が追加されてます。
雄二とテュポーンとの戦闘は専用の歌付きBGMで良かったと思う。
主題歌が奥井雅美さんの“FISSION”だから、こういうアツイシーンに景山さんくるのー?とも思ったけどこなかった。
飛蘭さんの“CHOOSE THE WORLD”でした。
景山さんの歌とは合わないと思うので正解なのだけど。

主題歌とOPムービーは安定した質の高さ。
個人的には前作の“迷宮”が神すぎるけど、今回はPrologueの方が結構好き。

しかし“FISSION”の楽曲が素晴らしいネ。
映像もあいかわらずの“キモチヨサ”があって素晴らしいです。

各キャラクターがフリップを出すところがなんか“ココチヨイ”
アダルトゲームのOPにアニメが使われ始めてるけれど、こういう静止画の工夫的な演出でアニメっぽく見せる工夫が好きです。

■システムとか
前作の達成率プログレッシブバーは継続。
これはもしかして正式採用されたのかなー。
相変わらず見やすくて良いです。

大きな不満点ではないのだけど、シーンをPREVとNEXTで飛べるけれど、PREVがそのセクターの先頭にしか戻らない。
これは前のセクターに戻れないってのが地味に使いづらいと思うので、そこは改善してほしいと思います。

さて総評。
“グリザイア”シリーズを1本でもやったのであれば、是非最後までプレイすることをオススメします。
ただそうでないならば無理にプレイしなくても良いのではないかなーという感じ。
今度3本パックが出るそうなので、そこで買われても良いかもしれませんネ。

最近長いレビューばっかりで読むのがめんどくさい感じが否めないですが、最後までお読み頂きありがとーございます。
次は何のレビューか知りませんけどネ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です