英雄*戦姫 review

GetchuでDRACU-RIOTを購入する際に他のゲームもチェック。その時にSLGパートが面白そうだったので購入。
大槍葦人さんの絵はすごい好きで、LittleWitchのファンだった私としてはエロゲーに復帰してくれて喜ばしい限り。

■英雄*戦姫 / 天狐
Playtime : 40h
8.5 / 10.0

3月発売タイトルでは、文句なしでダントツに面白いです。
登場キャラクターは世界中の英雄ということでバリエーション豊かですが、イラストレーターが大槍さんメインでほぼ一人で描かれているために違和感がなく見れます。
一部キャラクター(後々出てくるメインストーリーに絡まない:占領で仲間になるタイプではない)はイラストレーターが違いますが、極少数なので気になりません。

SLGパートは多少ブラシアップできる要素があると思いますが、それでも長時間遊ぶことができるタイトルだと思います。

■シナリオとか
攻略キャラクターという物は存在しません。
一本道でほぼ全ての英雄と関係を持つ、まさに“英雄色を好む”状態。

主人公がどういう存在なのかわからないままですが、最後の最後で判明します。
私はてっきり現代からのタイムスリップ設定かと勝手に勘違いしてましたよ…。

展開としては日本から世界を統一。
途中から友好国のブリタニアのアーサーが操られ敵になり、解放後は操っていたイルミナティと戦い。
でも実はイルミナティは…といった勘違いで状況がコロコロ変わっていきますが、それはほぼ終盤なので流れ込むように最後まで走っていきます。

展開自体は王道ですが、盛り上がる箇所もありで楽しめました。
私は最後の方のタケルとの戦闘後の描写が印象的でした。

■CGとか
前述の通りほぼ大槍さんが描かれているため、世界観がとても安定している。
アレなCGは卑弥呼と序盤であるくらいで、他の英雄とは後半までずーっと何もない。
でも、私はこのゲームに限ってはエロってすごいオマケだなーという印象。

大槍さんの同人誌(INKPOT)は何冊かいまだに所持しているけれど、何だろう…、LittleWitchのときもおもったけれど、エロが絵画的というか…一枚の美麗CGだなーという感想しかわかない。
エロい気分になるより、綺麗だなー上手いなーという感動の方が強い的な…。

■BGMとか
長時間プレイしていても飽きることなく聞けるので、質は高いと思います。
戦闘BGMはそのエリアによって変化するので飽きないし、細部までよく作りこまれていると思います。

■システム : インターフェイス関連
標準的な機能を盛り込みつつ、必要な要素は詳細設定でほとんどいじれるし、ショートカットも自由に設定可能。
ウィンドウサイズも数値入力、ドラッグでの拡大・縮小可能と不満点がない。

■システム : ゲーム部分
さて本題部分のSLGゲーム部分ですが、これが凄く良くできていると思います。



ユニットがスキルを使う場合は左上のゲージ(攻撃・被弾ダメージで増加)のブレイブポイントで使うわけですが、回復にばかり使うと攻撃スキルを使うことができない。
攻撃スキルを使って大ダメージを与えてゲージ回収しつつ、回復・補助を使うという戦略性も良いです。
(使用するスキルによって消費するブレイブポイントが変化する)

大まかな戦闘の流れとしては

  1. ユニットの属性相性を考えて配置
  2. 通常攻撃で相手にダメージを与える
  3. 与ダメージ・被ダメージでブレイブゲージを回収し、スキルを使い戦闘を進める

このユニットの属性相性というのが面白いところで、例えば近接属性(拳、斧、剣)に、遠距離属性(魔法、銃など)は属性相性が良いため通常よりも高いダメージがでます。
しかしこの属性優位攻撃をすると、与えたダメージのブレイブポイントが全て敵側に流れてしまい、こちらのゲージが一向に溜まらないという事態になる。

序盤~中盤にかけてはこの属性優位攻撃をメインにしてユニットを配置して、敵を倒していく形で進めていく感じです。

また征服するとユニットが増える+高難易度征服(簡単な√ではない征服をする)と宝具が貰える。(ただし強力なため、他国が軍備を強化してしまう)
あと宝具は英雄とのイベントでも追加されます。
この宝具で各ユニットを強化できるのも、私は好きな要素。
SLGはこういう自分好みの調整ができると遊びの幅が広がって面白いと思います。(いわゆる装備アイテム的)

中盤から英雄特性という要素が加わります。
ユニットの前後に敵の弱体・仲間の強化などの配置する工夫する余地がでてきて面白さが増える。

終盤からは英雄技という強力なスキルがつかえるようになる。
これが大体ブレイブポイント5消費のものが多く、このあたりから属性優位攻撃の戦闘ではなく、いかに効率的にブレイブポイントを回収し英雄技を使うかという選択肢も増えてくる。
当然相手も英雄技を使ってくるので、その対策で配置を考えたりもするという戦略性もある。

また各イベントも行動ゲージを消費して、進軍の合間に行い、軍備強化なども行っていく。

SLGゲームにありがちな、戦闘がメンドクサイと感じることが少ないのも良いです。
英雄技は専用のグラフィックで派手で気持ちが良いので、爽快感も○。

使わないユニットが序盤~中盤にかけては少なく、攻めたキャラクターは防衛では使えないので、攻めたはいいけど防衛失敗で振り出しに戻るとかもあるので、バランスよく強化していく感じ。
おおざっぱに書くとこういう流れで最後まで進んでいくわけですが、中々プレイしていると時間が湯水のように消えていくくらい面白く良くできているなーという印象。

褒めてばかりだとアレなので、少し物足りなかった要素案も。
このゲームは同じタイプだとアリスの征服型SLGタイプと類似すると思う。
あちらとの違いは、敵に対して宣戦布告をしない限り何もしないというのがある。
(邪馬台に数ターンに一度だけ野盗がくるくらい)

これは少し何とかして欲しかった。
救済処置とも取れるのだけど、数十ターンほど即ターンエンドを繰り返して軍備強化をすれば、ゴリ押しできる戦力を平然と確保できる。
これはまだ未征服のエリアは軍備を少しづつでも強化するといった対応ができたんじゃないかなーと思う。
また野心を持った英雄がいないので、宣戦布告もされずJAPANが一方的に侵略していくというのも、どうなんだろうーと。
そういう世界と納得してもいいのだけど、もう少し攻めて欲しいとも思う。
その拠点にユニットをおいてなければ防衛できないというわけではなく、どんなに離れていても防衛ができるだけに、そこがもう少しなんとかできれば緊張感があって良いんじゃないかと思った。

とはいえど、これはこれで完成された良いゲームバランスだとも思います。
ターン消費での軍備強化はあっても良いと思いますけど、自動宣戦布告はあったらあったでストレスになると思うと程よいのかもしれない。

□アンゴルモアさん攻略
さて、Twitterで書いた苦労したよ。な裏ボスアンゴルモアさん。
上のSSがまさにそのアンゴルモアさんなのですが、ラスボスがHP15万(普通のBOSSは多くても2万)なのに、このアンゴルモアさん21万。
戦闘開始後に全体ステータス激下げのDebuffをしてくるので、解除が必須。

オマケに魔術師タイプなので、近接火力で攻撃すると属性優位となってゲージが回収できない。
3ゲージが溜まると超攻撃が痛い雑魚ユニットを無限に召還するという、まさに裏ボスのような強さ。
正攻法で倒す方法がわからなかったので、私は他の方の攻略を見て上の編成にしました。

ちなみに各装備は

  • アキレス HP10,322 七星刀(与ダメージ +500)、布都御魂(与ダメージ +1000)
  • ジークフリート HP13,508 オリハルコン(被ダメージ -1000)、ホープダイア(揮発ヘイト +200)
  • ギルガメッシュ HP12,816 オートクレール(属性ダメージ +20%)、イージスの盾(防御 +3)、八尺瓊勾玉(ターン毎に発生ブレイブ +3)
  • 卑弥呼 HP13,719 鷹の羽衣(ディレイ -15)、アカシックレコード(ブレイブスキル消費 -1)
  • パーシヴァル HP14,269 レーヴァティン(Critical +50%)、ミョルニル(属性ダメージ +30%)
  • ラスプーチン HP12,457 イカロスの翼(ディレイ -10)、ヒヒイロカネ(被ダメージ -500)

正直プーチンじゃなくて、太公望いれてチャージ連打してれば良かった…。

□倒し方

  1. 全体Debuffを解除しないと話にならないので、卑弥呼のリフレッシュor英雄技を使うためにパーシヴァルのチャージを使う。(太公望やスーパーチャージ持ちをプーチンのところに入れるのもいいかも
  2. その間は適当に攻撃しつつ、雑魚召還された際はつぶしていく
  3. 卑弥呼でDebuff解除
  4. 英雄技がつかえるならば、アキレスの英雄技で3万削る(アキレスの英雄技は10Hit攻撃で、ダメージUP宝具との相性が最高に良い:最低ダメージに上乗せされるので)
  5. ごり押しで倒す

だが真のダメージディーラーはパーシヴァルかもしれない。
アキレスは速度12なので攻撃頻度が高いから、私は好きなのですが。



一発でこんなダメージでますしね、パーシヴァルのセクエンス…最強すぎる(‘ー`;
プーチンの代わりに太公望を置けば、英雄技召還宝具でチャージ+回復させつつ、本体もスーパーチャージと回転率がいいかもしれません。

個人的に使いやすいというか、愛用していたキャラは…。
(登場早い順)

  • 主人公:都牟刈大刀が1列範囲で、ブレイブ2ゲージで燃費がよく主人公らしい使い勝手の良さで最終盤まで安定の中央配置
  • 武蔵坊弁慶:英雄技をもっと早く覚えてくれればなーという強さを持つものの、固い、強い、槍で主力配置
  • マルコポーロ:序盤から古代英雄がでてくるまで第一線にいました。槍と斧に強いが剣に弱いため、回復宝具でゾンビ的削り要員
  • 三蔵法師:斧なので速度が遅い物の高火力なのでマルコポーロとの2枚看板で活躍。溜めを1回即発動宝具で1列殲滅と大活躍
  • ツタンカーメン:序盤~ラスプーチン加入までメインヒーラー担当。やっぱりサンクチュアリの範囲回復は魅力
  • ドレイク:幽霊船長は英雄技が広範囲で強いので使ってました。あとキャラ絵も…。
  • パーシヴァル:最強英雄技でどんなボスも一撃。あとキャラ絵も好きなので…。
  • モートレッド:槍キャラはこのゲームで使いやすいのですが、とくにモートレッドは英雄技が1列貫通なので後列においても使えるので重宝してました
  • イヴァン雷帝:なんかこういうドSキャラって大好きです。特性も前1列だし、英雄技も使い勝手が良いので中盤~終盤の主力
  • ラスプーチン:ひぎぃ!ドMキャラ。回復性能が高く、英雄技は全回復とメインヒーラー
  • ギルガメッシュ:ギル様マジさいきょーです。英雄技のネフィリムがカッコイイ、5範囲で使いやすい、宝具3装備と文句なしの強キャラ
  • アルキメデス:弓はあまり使わないのだけど、アルキメデスはなんかこう可愛いので使ってました。
  • アーサー:特性が使いづらい、英雄技も微妙なのだけど、なんか使ってました。主に2nd舞台の中心で円卓騎士をお供に
  • アキレス:速さこそパワー。ラスボスにずっと俺のターンな英雄技決めてくれるほどの火力エース。英雄技使うとゲージ回収して、またアキレスの出番とかムネアツ展開です。

キャラとしてはクンフーリンとか大好きなのだけど、ゲイボルグのダメージが敵全体だとしても塵すぎて…がっかり。

というわけで、英雄戦姫は初回プレイでは時間を忘れて没頭でき、とても面白いのですが……いかんせん2週したいとは思わない長さでした。(クリア時TURN357)
2週目以降、宝具引継ぎ+HARDモードにもできるのですが…おなか一杯という具合。
しかし3月のゲームとしては文句なしに面白いので、大変オススメです。

処女作としては恋と選挙とチョコレート、失われた未来を求めて以来のBig hitとなるんじゃないでしょうか。
細部まで作りこまれていて不満点を探す方が難しいというくらい良い作品です。
SLG好きであれば是非プレイしてみてください。

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